ドガって写真もやってたんだね。

というわけで横浜美術館で開催されているドガ展を見に行ってきました。

初めてドガを知ったのはギャラリーフェイクというマンガだったりするわけなのですが、その後珍しく画集を買ったりする程度には好きな画家になりました。
何が好きかと言われると、その時代時代の風俗や、人間のあまり綺麗ではない部分を淡々と第三者的なスタンスから描いているというところでしょうか。あとは抽象画になりそうなほどに非精密なタッチと浮き出てくるかのような立体的な陰影を持った精密なタッチが同居する画風とか。

で、今回ドガ展としてマジマジ見ていると、多分描きたいところは書き込んで、そうではないところはラフに描いているのかなぁ、と妄想して親近感を覚えたりしていました(おこがましいことですが)。
さらに興味のあるところを精緻に描き出して、そうではないけれど必要な背景をラフに描く、というのはまさに写真のボケコントロールに通ずるものなのではないかな、と思ったりしました。
晩年、写真機を手に入れて撮りまくっていた(らしい)頃の写真を見ても、当時のレンズはそれほど大口径ではないはずにもかかわらず背景をぼかした写真が多かったように思います。

そしてそもそもの画風(というか私が好きな時代(中期~後期)の画風、競馬、踊り子、浴女、などの社会風俗を描いていた頃)を考えると、今でいうストリートフォトだったり、ライブフォト(はちょっと違うか?)だったりとも通ずるところがあるのかな、と思いました。

まあ、なんだかんだ言っても目玉のエトワール(Ballet – The Star)の現物が一番感動的でしたけれどね。やはりこれが一番好きです(二番目に好きな絵は展示されていなかった……)。
絵柄としては画集で目に焼きつくまで見たので感動は無いのですが、色遣いの奥行き感はオリジナルならではでした。踊り子のウエスト周りの奥行き感がハンパないです。踊り子の腰ばかりしばらく凝視していました。

迷っている方は入場料がちと高い(1,500円)ですが、おすすめですよ。

まとめ:
踊り子の腰がよい。

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