‘フィルム’ カテゴリーのアーカイブ

フィルムの調達。

2009年9月1日 火曜日

結構切実なネタです。
我が家に冷凍保存してストックされていたKonicaMinolta Centuria 200が残り20本強となってしまいました。
低価格カラーネガの中でも赤が飽和しやすいという欠点を持ちながらも、素直な発色と大人しめの彩度設定で非常に使いやすかったコニミノセンチュリア200ですが、周知の通りすでに絶版。
引き継ぎ販売と思われていたDNPセンチュリアは実はコダックゴールドのOEMだったりで、二度と手に入らないフィルムの1つになっています。

で、困ったのはこのフィルムの後継が見つからないこと。

そもそもISO200のカラーネガ自体がほとんどない(コダックゴールドで少量作られている程度)。ISO200は高速シャッターが1/250sec.や1/500sec.どまりのカメラを使用する身としては非常に使い勝手の良いフィルム。F2.8あたりのそれほど明るくないレンズでも結構室内で撮影できるし、逆に屋外でもシャッタースピードが振り切ることが少ない。
まぁ、ポートラNC160とか使えばいいのですが、さすがに湯水のごとく使うにはちょっと高いフィルムなので……うーむ。やはり、モノクロネガをメインにするしかないのか?

で、現在のモノクロフィルム事情(100ft缶限定w)を調べてみました。


国内で入手できるフィルムはかなり少ないです。

  • Kentmere 100/400 – イギリス製。最近日本に入ってきた
  • Kodak 125PX, 400TX, TMAX100/400 – アメリカ製。定番ですね

たったの6種類。一応ローライとかその他にもあるけど個人輸入した方がはるかに安いので選択肢から除外。そもそもバルクローダ(100ftのフィルムをパトローネに詰める機械)がパトローネ付きAP製の12kしかないというのがイケてない……。

海外写真用品通販で有名な二大ショップを見てみるとけっこうありました。
B&H Photo Video

  • Efke KB25/50/400 – クロアチア製
  • Foma Fomapan Creative200/Action400 – チェコ製
  • Ilford Delta100/400 – イギリス製。貴重なT粒子フィルム
  • Ilford FP-4+ 125/HP-5+ 400 – イギリス製。使ってみたいけど結構高い
  • Ilford Pan F+ 50 – イギリス製。詳しく知らない
  • Ilford XP2 400 – イギリス製。C-41(カラーネガ)現像できるモノクロフィルム
  • Kentmere 100/400 – イギリス製。国内流通始まったけど輸入だと激安
  • Rollei Retro 100/400 – ドイツ製。アグファを買い取ってローライブランドで売っているらしい
  • おまけ:Fuji Pro160S – 日本製。貴重なカラーネガの100ft缶
  • おまけ:Kodak Portra160NC – アメリカ製。同上

Freestyle Photo

  • Arista EDU Ultra 100/200/400 – チェコ製。FomapanのOEMとの噂
  • Arista Premium 100/400 – アメリカ製。125PX, 400TXのOEMとの噂
  • Efke KB25/50/100/400 – FreestyleだとISO100もある様子
  • Foma Fomapan 100/200/400 – FreestyleだとISO200もある様子
  • Ilford Delta100/400, FP-4+, HP-5+, Pan F+ – イルフォードは同様のラインナップ
  • Kentmere 100/400 – ケントメアも同様
  • Legacy Pro 100/400 – 日本製。100はアクロス、400はプレストのOEMとの噂
  • Rollei Pan 25, Retro 100/400 – FreestyleだとPan25の100ftもある様子
  • おまけ:Aristacolor 100 – 数すくないカラーネガの100ft缶。ビックリするくらい安い
  • おまけ:Arista Bulk Loader – AP製のバルクローダ。国内価格の半額
  • おまけ:Legacy Pro Bulk Loader – 安いバルクローダ。$25、素敵

B&Hも安くてよいのですが、Freestyleで扱っている各社からOEMを受けて販売しているプライベートブランドのフィルムが魅力的です。
特にLegacy Proなんかは失われたと思われていたフジフィルムのアクロス、プレストの長尺フィルムを手に入れる希望の星です。私がモノクロを本格開始するときはプレストを使うつもりだったので思い入れがあるのです(販売終了アナウンスによりTri-Xに変更しましたが)。
チェコ、クロアチアといったマイナーメーカーフィルムは画質的には好きなのですが、ロールフィルムでは使いたくないんですよね。カールが激しいのが多くて取扱いが面倒。

送料については5缶以上買えば1缶あたりの送料が$10を切って$6くらいになるので、普段買ってるKodak Tri-XをArista Premium 400に置き換えると800円位安くなります。プレストは国内で売っていたころほど安くないですが、まぁ許容範囲かと。
印画紙やインクジェットペーパーも結構豊富に取り扱っているので、消耗品の購入にはB&Hよりもよいかもしれません。

うーん、テスト次第では35mmはLegacyPro100, 400とPro160Sでフジフィルムユーザに宗旨替えしようかな……(あ、最初に諦めたカラーネガという道が開けた)。
できるだけ日本のフィルムを使いたい、という願望はあるんですよね……フジのカラーネガに慣れるところから始めるか。
4×5のカラーネガもうまくいけばPro160Sにできそうだ。4×5のPortraは高いんだよー。

下の写真は近所でやっていた祭りのやぐら。ズマールのテストを兼ねて撮影。
20090901-日暮里散歩。
Leica DIII, Summar 50mm/2, F2, 1/30sec., 125PX, Xtol(1:3, 24C, 20min.)

うちのズマールは後ピンで、グリスが切れぎみ……DIIIもシャッタースピードが安定していないので、そろそろOHの時期か。いくらかかるんだろうか……おそろしや。

写真部さくら組の合宿に行ってきました。

2009年7月13日 月曜日

どんな感じだったかは鍋うだの方のエントリを見ていただくとして、こちらでは写真ネタを。

といってもこれからネガを本格的に現像していきます。ひとまず、合宿前にためてた分と合わせて12本を現像していきます。
うちには2本タンクしかないので合計6回も現像しないとならないです……めんどい、4本タンクが欲しい今日この頃。
今回はXtol(1+3希釈)、24度、30分の静止現像です。

写真は合宿中に現像に出したフィルムからの1コマ。長谷観音のお地蔵様。
20090712-長谷観音登山道にて。
Minolta CLE, Canon 25mm/3.5, Portra 400NC

写真サイトのくせに写真がないのは微妙なので。

2009年6月9日 火曜日

これから1エントリに1枚写真を付けて行きたいと思います。とはいえ、撮影現像のペースが間に合うかはわかりませんが(笑)
しばらくはモノクロ35mmでの散歩写真で何とか持たせられるかな、と。36枚撮りなら1回散歩すれば1か月分はストックできるだろうし。

ちなみに
本当の静止現像に再挑戦。
で静止現像したネガを力いっぱいスキャニングしてみたら、粒子の粒立ち具合がかなり良い感じでした。攪拌現像よりも静止現像の方が好みかも。
希釈率を高めて攪拌を減らすと粒子の溶解(「微粒子現像」というのは亜硫酸ナトリウムによって粒子を溶かすことで微粒子に見せているらしい)が減って、粒立ちがよくなるそうな(tokyo-photo.netさんからの受け売り)。こういう結果をみると、亜硫酸ナトリウムが入っていないPC-TEA現像とかも気になってきます。

20090609-日暮里散歩。
Minolta CLE, Canon Lens 28mm/F2.8, AE(f4.0), 400TX, Xtol(1+3)静止現像

本当の静止現像に再挑戦。

2009年6月8日 月曜日

静止現像に挑戦してみた。
では1:1希釈、途中で1回攪拌した、と根性無しな静止現像だったのですが、今回はより静止現像らしくやってみました。

  1. フィルムはKodak Tri-X(400TX)
  2. Xtol(1:3希釈、24度) 30分くらい
  3. 停止は水
  4. 定着はハイパムフィクサーで適当に攪拌しながら数分

結果は面白くないほどに普通に現像できました。
こんなに適当な現像でいいのかと、不安になるくらい適当に処理しましたが大丈夫でした。びっくり。
時間はかかりますがつきっきりにならずに済むので今度からこれで行きたいと思います。

ちなみに最近Xtol 2Lの入手性が悪いです……。オンラインショップではここにありました。
カメラのナニワ エクストールデベロツパー2L

静止現像に挑戦してみた。

2009年5月26日 火曜日

フィルム現像の際に現像液を希釈して現像速度を落とすと、現像ムラを低減することができるそうです。
そして、現像ムラが減ることで攪拌回数を減らすことができる、と。
しかも、攪拌回数を減らすことで現像液の消耗具合に撮像面上で偏り(ハイライトとシャドーの現像速度=現像液の疲労速度の違いによる)が出て、ハイライトとシャドー面の境界は現像液が交換されることで活発に現像されて続ける。よって、シャープネスが上がる、という仕組みらしい静止現像に挑戦してみました。
攪拌しないで済むならずいぶん楽なので期待。希釈して、攪拌しない分現像速度は遅くなるそうで、以下の処理でやってみました。

  1. XTOL(1:1) 12分 最初と最後の1分は連続攪拌、あとは中間で1回10秒攪拌
  2. 停止は水
  3. 定着は中外薬品版ハイパムフィクサーで適当に、というか無駄にこれも静止定着(笑)

最初、定着液の量が少なかったのか、定着ムラがでた(フィルムの半分しか抜けていない)ので焦る。が、冷静になってリールを裏返して再度放置定着。きれいなネガが仕上がりました。
結果はよくわからないけど、なんとなくシャープなような……もう少し実験が必要なようです。
XTOLも1:1希釈よりも1:2, 1:3希釈の方が良いのかも。

ACROS……君を舐めていたよ。新タイプフィルムの実力。

2009年3月18日 水曜日

フィルムを比較してみた。ACROSとFomapan。
でACROSとFomapanで対して変わらないから、Fomapanにしようっと。と書いたのですが、ACROSを舐めすぎていました。
御苗場 in フォトイメージングエキスポ2009のためにプリントデータを作成するためにA1ノビ程度の解像度でスキャニングしたのですが、粒状感が全然違いました。基本的にACROSは中間調では粒子が見えないのですが、Fomapanでは普通に中間調近辺でモノクロフィルム的な粒子がザラザラと見えます。
ちなみにACROSもCGくさいほどに滑らかなので、そこは好みとか表現意図によって適切に選択すればよいだけなのでどちらも実用品ですが、完全移行できるような2製品ではありませんでした。
ちなみにストレートにプリントするとA4サイズ程度でも明らかに違うフィルムで撮ったとわかるほど違いが出ます。120判の時も400TXとFortepanで違いを感じていましたが、やはり旧タイプのフィルムと、新タイプのフィルムだとかなり差が出ますね……。

新タイプのフィルム

  • Fuji Neopan 100 ACROS
  • Kodak T-MAX 100/400/3200
  • Ilford DELTA 100/400/3200
  • Rollei R3 400(新タイプ?)

旧タイプのフィルム

  • Fuji Neopan 400 PRESTO
  • Fuji Neopan 1600 Super PRESTO
  • Fuji Neopan SS 100
  • Kodak Tri-X 400/320
  • Kodak PLUS-X 125
  • Ilford FP4 125
  • Ilford HP5 400
  • Rollei RETRO 100/400
  • Foma Fomapan 100/200/400
  • Forte Fortepan 200/400
  • Efke PL 25/50/100

普通に入手可能な範囲だとこんな感じでしょうか?
Rollei R3の位置づけはいま一つ自信がありませんが誰か愛用している方がいたら教えてください。

カラー現像始めました。

2009年3月3日 火曜日

というわけでカラーネガ始めました。
ナニワカラーキットS(印画紙用)を2倍に薄めて使いました。
結果は普通に現像できました。色味が若干くすんでて、コントラストが高い気がしますが、そもそも雨の中で撮ったのでくすんでていいのか? まぁ、記憶色は再現できているっぽいので問題ないのですが、コントラストがもう少し低いと扱いやすそうだ。ISO160のフィルムをEI100で撮影したせいかも……再実験が必要か。

安定して現像できるようになったら、薬品キットじゃなくてバラで用意しようかと思います。

発色現像液を使い捨てで使っても(漂白、定着液は使いまわし)気が狂うほど現像できそうです(4×5で500枚程、1枚当たり20円)。大判カラー撮影はネガでも時間がかかるので自家現像ですべてまかなえるとうれしい感じです。
本当は4×5ネガカラーも15分くらいで処理してくれるところが近所にあれば良いのですけどね。あ、モノクロ、カラー両方とも処理できるようになればポジも自家処理できるようになるのでは……。
なにはともあれ、作品作りはフィルム現像からプリントまですべて自宅でできるようになりました。やっほい。

フィルムを比較してみた。ACROSとFomapan。

2009年3月3日 火曜日

JOBO #3010をゴロゴロするための台を作りました。12mm厚のA4判サイズのMDF材に小さめのキャスターを4つ付けました。しめて700円くらい。ずいぶんと快適になりました。タンクに傷もつかなくなったので良い感じ。
4×5現像は意外と楽かもしれないです。135, 120といったロールフィルムと違ってリールに巻きつける必要がないので楽ちんです。薬品も少なくてすむし。現像を考えると135よりも120よりも4×5に手が伸びるように……。

で、このあいだ輸入したFomapanを今まで使っていたACROSと比べてみました。
現像結果はすべてかぶっていました(号泣)
かぶりはおそらくフィルムホルダへのセット時に端の方がかぶったようです。で、かぶり具合がACROSの方が被害が大きい、同一露出で撮影したのにACROSの方がネガが濃い、など同じISO100のフィルムですが実効感度はFomapanの方が低いのだと思います。
……と思ったら、Fomapanのデータシートにシャッタースピード1sec.で+1段の露出補正
が必要らしい。たしかにそのくらいの差か……2段くらい差があったように思うけど。
しかしFomapan良いですね。135のFomapanはフィルムベースの素材のせいでカーリングが強くて扱いにくかったのですが、4×5ならもともと平らなのでカーリングはなく、扱いやすいかったです。ACROSよりも多少薄いくらいで解像感や、ラティテュードも大差なさそうで主力フィルムにできそうです。今後ACROSからFomapanに移行していきたいと思います。

現像時間はXTOL(1:1) 24度 6分30秒と7分30秒を試しましたが、いつも通りの7分30秒の方が良好でした。
もしかしたらFomapanについては1段増感になっているのかも。FomapanのデータシートにはISO50~ISO400までは現像時間変更不要とか書いてあるし……よくわからん。

ちなみにACROSのデータシートでは120秒までは露出補正不要、1000秒(=約16分)までは半段プラスでいいそうな……。実質露出補正不要か……日本の化学力は世界一ですな。

ちなみにFomapanは35mmは楽天のPascal Shop、ブローニーはレモン社オンラインショップで比較的安く買えるようです。
Fomapan 35mm 36枚撮り ISO400
Fomapan ブローニー 100 / 200 / 400
4×5の国内取扱いはなさそう……。

4×5の現像が少し楽になりました。

2009年2月14日 土曜日

少し前に手に入れておいたJOBO #3010を初めて使ってみました。
ちなみにJOBO #3010は4×5が10枚まで同時処理できるバケツくらいの大きさがあるタンクで、もともとは自動現像システム用のタンク。これを手動で使います。
使い方は「薬剤は210ml、50rpmで連続攪拌する」とのことですが、500mlの30rpmぐらいでゴロゴロやってました。

まずは全暗黒にしてフィルムをセット。タンク内に筒状の穴が開いているのでそこに差し込むだけなのでカンタン。
蛇口の高さの関係で135, 120のように洗面台で処理ができないので仕方なく風呂場で処理。
なにせタンクがでかいので攪拌するのも一苦労。前浴水洗は水を入れて、全身使ってブンブン振り回してました。
現像液を入れてからは風呂場の床に横に転がしてゴロゴロゴロゴロ。いつものようにエクストール1:1希釈、24度、7分15秒で現像。
停止(といってもただの水洗)、定着もいつものように適当に。

はっきり言って現像中は「あー、こりゃ絶対ムラになるだろうな」という雰囲気が漂っていました。が、さすがに中古でも20kを超えるだけあって良い仕事をしてくれました。まったくムラなくきれいに現像されていました。
ただ、連続攪拌だったこともあってか7分15秒は長すぎたようです。やや現像過剰気味な感じになりました。いつものステンレスタンクと違ってプラタンクだから温度変化も少ないだろうし、6分半くらいで良いのかも。
そんな感じで無事4×5も気軽に現像できるようになりました。さすがにトランプ現像で毎回1Lも現像液使うような現像は面倒です……。

あ、タンクをゴロゴロするために回転台(板にキャスターつけてタンクを載せる台)を作ったほうが良いと思います。大きいタンクなので結構ゴロゴロするのが大変でした。今度暇見て作ります。

モデル撮影の依頼が来ました。

2008年4月28日 月曜日

今日の昼に依頼が来て、夜21時には撮影しに行っていました。新宿の事務所まで行ってモデル撮影。夜のお仕事の方(といっても友人ですが)の宣材撮影。
こっそり仕入れていたMamiya 645 + セコール55mm F2.8 + Kodak ポートラ NC 400での一本勝負で撮影してきました。というかもともと飲みの誘いと勘違いしていたので、念のために持って行っていた機材での撮影になってしまっただけですが(笑)
事務所にあったLPLのCool Lightを2灯借りて2時間ほど撮影。Cool Lightは取りまわしは楽ですが、57Wだと人物撮影にはちょっと暗いですね。57W x 4のタイプが欲しいところ。追加依頼が発生するようならモノブロックの購入も考えるべきかもしれません。
ブローニーでの本格的な撮影は初めてだったので手ブレが心配です。現像から上がってくるのが不安だぁ……。


忘れる前にいろいろメモ。

  • 室内撮影で簡易照明ありならISO400で。400NC(120)なら画質的にも問題なし。
  • 露出計は必要。でもデジカメでも代用可能。
  • グレーカードはあった方が良い。背景白が信用できるなら不要。
  • 室内6~8畳だと35mm換算で35mmでもやや長く感じることがある。28mm画角のレンズも欲しい。逆に50mm画角より上は不要。

着々と納品物作成中。
そんじょそこらの業者レベルはなんとか維持できそう。