ナニワカラーキットSを用いたカラーネガ現像のメモ。

というわけでメモ。

用意するもの:

  • ナニワカラーキットS(印画紙用)
  • 現像タンク
  • ダークバッグ、栓抜き/フィルムピッカーなどフィルム現像に必要なものを適当に

やりかた:

  1. ナニワカラーキットSの発色現像液(半量の500ml分)を作る
  2. 現像タンクにフィルムを装填する
  3. ナニワカラーキットS発色現像液を水で2倍に薄めて30度に調整する
  4. 薄めた発色現像液で5分30秒間、適当に撹拌
  5. 適当に水洗。タンクに水を入れたり出したりを3~4回程度
  6. 大体30度程度にした漂白定着液で5分ほど。漂白定着の温度はてきとうでも大丈夫。
  7. ここまでくればフタを開けても大丈夫
  8. 適当に水洗。流水で15分ほど放置すれば十分かと。水の出し入れ3~4回でもいいはずだけど、ナニワカラーキットSの漂白定着液の処方(硬膜剤の添加があるかどうか)がわからないので念のため流水長時間水洗
  9. ドライウェルにつける
  10. 乾燥

こんな感じで多分出来るはず。

サイアノタイプ+紅茶調色に精進した。

今回のデザインフェスタ出展のメイン写真はサイアノタイプに紅茶調色を施したプリントでした。
3月の御苗場@CP+でもサイアノ+紅茶調色のプリントだったのですが、漂白浴でのコントロールが難しく、強めに漂白したプリントで、かつムラのある色調になっていました(これはこれで味があって使いでがあるのですが)。
今回はネガの現像具合と漂白浴の薬液濃度を見直して、よりコントロールしやすい手順を整えました。ただし、露光時間が従来の漂白液を前提としていたためか、少々硬調に仕上がってしまうのが残課題です。

というわけでメモ。

  • ネガ現像はPyrocat-MC 24度14分
  • プリント露光時間は40分くらい
  • サイアノ感光液はクエン酸アンモニウム鉄25g+水100mlと赤血塩10g+水100mlを配合
  • 支持体への感光液塗布は露光の直前
  • 4×5での密着プリントなら感光液は1ml程度で十分
  • 現像は水に食酢少々(うちではリンゴ酢を使用)
  • 紅茶は濃いめに出した紅茶に塩を一つまみ(ペットボトル保存で2カ月経過しても使用可能)
  • 漂白浴は炭酸ナトリウム1%溶液(もしかしたら0.2%溶液だったかも)
  • 参考サイト:How to Tone a Cyanotypeリンク切れ
  • 調色前の発色は、デネブは黒に近い濃紺に仕上がり、コットマン細目はやや明るく、黄色がかった色合いとなる

というわけでデザインフェスタ終了後の月と金星。
20100516-月と金星。
GF1, Canon 28mm/2.8, AE

写真部さくら組の新歓撮影会@浅草に行ってきました。

といっても5/8(土)の話なんですけれどね。

筑波大学の写真部さくら組は、大学時代に所属していた写真サークルで、もともと図書館情報大学で設立されたサークルなのですが、今だに顔出してたりします。創設から去年までのメンバはほとんど知ってるはず。
学生の頃は設立メンバが卒業して存続の危機とかにもなったりしたのですが、今では30人超となり筑波大でも中堅のサークルとなっている様子。すごいなぁ。

そんなわけで、毎年恒例となった新人歓迎イベントの浅草撮影散歩にお邪魔してきました。去年同様、木製暗箱を持って。
今年もたくさんの新人が入っているようで、現地で合流した時はほとんど知らない人だらけでした。うーむ、非常にアウェイな感じ。といっても所詮はOBなので自由きままに撮り歩いてみました。
相変わらず暗箱使っての記念撮影は観光地であっても人々が前方をあけてくれるので非常にやりやすいです。ちょっと悪い気もするけれど。

その後新宿へ行き、ふらふらして一次解散。上級生だけで食事して、一部メンバでAHA先輩のところでオールで写真談義してきました。

帰宅後、ネガを現像していたのですが、どうやら暗箱に光漏れがある様子。どのネガもカブっているというありさま。
ポラで撮っている段階である程度、わかっていたものの怖くてリバーサルの現像が出せずにいる始末。
長岡さんのところに持って行ってメンテしてもらおうかなぁ。レンズボードもリンホフボードに対応させたいし。

というわけでカブっているカラーネガ。
20100508-浅草散歩。
Nagaoka 4×5, Fujinon-W 150mm/5.6, F11, 1/125sec., Kodak Portra 160NC, Naniwa Color S(1+1) 30C 5min 30sec.

フジフィルムPro160S良い感じです。

昨年秋ごろにtipokartさんに便乗してB&Hで買ってもらったFuji Pro160Sをやっと試しました。
20100215-Pro160Sのテスト。
Minolta CLE, Canon 28mm/2.8, AE, Fujifilm Pro160S(ISO125として撮影), Naniwa Color Kit S(1+1)

我ながらどこを撮ったのか記憶にないという酷い話ですが、結果は悪くない感じだと思います。さすがプロ用を謳うだけはあります。
カラーバランスが青系に転ぶとか、コントラストがきつめになるとか、を心配していましたが、そんなこともなく良い感じでした。
ただ、現像をナニワカラーキットS(2倍希釈)を使った自家現像で処理したため、カラーバランスについては引き続き評価しないといけないと思っています。手巻きフィルムなので店では処理してくれないと思うので何度か試して様子を探っていくしかないかなぁ、と。一応、発色現像液は比較的新鮮なもの(120フィルム一本処理後)を使用しています。

薬品購入失敗。TEAとプロピレングリコール。

ついにPyro染色現像をやるために、ピロカテコールとトリエタノールアミンとプロピレングリコールを発注しにハンズへ。
あいかわらずハンズの店員さんはこんな取り寄せ注文してくる客の対応はする機会がないのかなかなか要領を得ない感じ。それでも丁寧に接客してくれるあたり素晴らしいと思う。北千住ハンズの理化学担当文房具コーナーの店員さん。
しかし、トリエタノールアミンとプロピレングリコールが販売資格者がいないため販売できないとのこと。
「な、なんだってーっ」
ってなもんですが、帰宅して冷静に再調査。
どうやら消防法における危険物に該当する様子。可燃性があり、消火が困難なものとかが該当するらしい。帰宅途中の薬店(十全堂)でも聞いてみたが、取り扱いがあるか調べてはくれたものの販売は出来ないとのこと。

というわけで、近場での入手は諦めて鈴木科学薬品さんに問い合わせることにしました。
鈴木科学薬品株式会社 / 101-0036千代田区神田北乗物町18-1 SKYビル1階 / 03-3258-6961
Webサイトはない様子なので明日にでも電話してみようと思います。

大きな地図で見る

でも逆に言うとクエン酸第二鉄アンモニウムとかピロカテコールは駅前の薬店で買えるということか。
ピロカテコールの方がよっぽど毒性高いはずなのにふっしぎー。

ナニワカラーキットSでの補充サイクルによるカラーネガ現像。

いつもカラーネガを自家現像するときにはフィルム用のナニワカラーキットNではなく、ナニワカラーキットSを2倍希釈で使っています。
で、2倍希釈して使用液にしてしまうと劣化が激しくすぐダメになってしまいます。だからといってカラーネガ8本たまるまで現像を待つのも癪なので何とか出来ないかなぁ、と。
もともと現像液の劣化はpHの変化と現像主薬の劣化によるものだと思うので、pHの調整と現像主薬の追加をしてやれば良いのではないかと。

pHの変化は空気接触による酸化が問題なのでアルカリ性に戻すために炭酸ナトリウム(無水炭酸ソーダ)を少々追加してpH9程度に回復させてやれば良いような気がする。
あと、現像主薬はナニワカラーキットSの2倍希釈をしないで取っておいた原液を少量(C-41を目安にするなら35mm1本で25ml程度)を追加してやれば良さそう。

と、書いていると何となくできそうな気がしてくる。本当に出来るかどうかわからないけれど物は試しでやってみようと思う。

我が家では135mm2本のステンレスタンクを使っているので500mlも使用液があれば十分。なので、ナニワカラーキットSの半分の500ml分をさらに半分にして、250mlを2倍希釈で最初の使用液として、残りの250mlを10本分の補充液に。せっかくpH計も持っているので適当に炭酸ナトリウムでpHを整えつつ使えれば理想的です。補充サイクルならそれほど仕上がりの変化も(うまくいけば)出ないはずだし。

ここらへんはもっと化学の知識を仕入れないといけないなぁ……。

自家調合のコストダウン。

写真用単薬を買い込み始めました。
で、

  • トリエタノールアミン/関東化学/500ml 1,320円
  • アスコルビン酸/関東化学/25g 1,210円
  • ピロカテコール/関東化学/25g 2,200円
  • プロピレングリコール/関東化学/500ml 1,430円
  • 炭酸カリウム → 炭酸ナトリウム(無水炭酸ソーダ)/NNC/500g 330円

を買うと書きましたが、結構お高い(炭酸ナトリウムは安いので購入済み)。
ピロカテコール以外は食品添加物だったり、化粧品添加物だったり、不凍液に使用されていたりするのでもっと安く手に入らないか考えてみた。

アスコルビン酸の安さが際立ちます。250gもあればしばらく買い足す必要なさそうです。というか量は10倍で値段は2割引きってなんという価格差。まぁ、国産ノンブランド品で1kg 2,200円というのもありますが、1kgなんて間違っても使わないからいらない。健康食品として摂取してもよいけれど。
プロピレングリコールはラジエータ用だと着色されていたりするようなので、大量に使うものでもないし、試薬メーカーで買っても良いかもです。
トリエタノールアミンは化粧品に一般的に使われているので安く手に入るかと思いきや意外と出回っていないのか見つけられませんでした。誰か詳しい人情報ください。
というわけでアスコルビン酸は食用を購入しましょう。

  • トリエタノールアミン/関東化学/500ml 1,320円
  • アスコルビン酸/ニチエー株式会社/250g 900円
  • ピロカテコール/関東化学/25g 2,200円
  • プロピレングリコール/関東化学/500ml 1,430円

大判と古典印画とPyro染色現像。

ここのところ、「自家調合」「Pyrocat-MC処方」とか言っているのは、フィルムから直接古典印画(最近の手法もあるから正確にはオルタナティブプリントかな)でプリントしたいから、という欲求からです。
去年の春から初冬ごろにかけて取り組んでいたチバタイププリントでは、

  1. 135判、4×5判からフィルムスキャン
  2. デジタルネガ用に編集
  3. デジタルネガをインクジェットプリント
  4. 焼きつけ

という手順を踏んでいましたが、正直デジタルネガ作りが面倒くさい(笑)
というのも今デジタルネガでプリントしているサイズが大四切くらいなもんで、あまりデジタルネガを作る喜びがないという……。半切とか全紙くらいのサイズにするならともかく、それくらいのサイズにするなら4×5で撮ってそのまま焼きつければいいじゃない、と思うわけで。

普通に現像したネガ(うちはXtol 1:4希釈、30分静止現像)だと、コントラストが足りないけれども普通に高コントラストな現像をするのも抵抗あるし……と思っていたところでPyrocat-HD染色現像と出会いました。
古典印画で紫外線焼きつけするときは高コントラストなネガとなって、フィルムスキャンやゼラチンシルバーでのプリント時は普通のネガのように見える。希釈静止現像にも適するという素敵処方!
難点は国内ではP.G.Iでしか取り扱いがなくて、分量も多い(使用液で50L分)ということ。だったらいっそのこと自家調合してしまおうかな、と。自家現像ならPyrocat-HDの改良版のPyrocat-MC処方で作れるし。Pyrocat-MCは自家調合じゃないと入手できないしね。
そうそう、定着液もアルカリ定着液を使わないといけないので国内ではちょっとお高いクリアフィックス1択になってしまいますしね。これも自家調合(TF-3処方)してしまいましょう。もっとも定着液についてはTF-3もクリアフィックスも価格的にはほぼ変わらず、安定性はクリアフィックスの方が上だと思うので自家調合するのは完全に趣味です。

そんなわけでPyrocat-MCをやりたいわけです。
で、本題(やっとかよ)。

4×5の密着焼きでの作品制作が中心となるわけですが、やっぱり小さいよねー、と。
私が取り組んでいるチバタイプ(とたまにサイアノタイプ)はプラチナ、パラジウムなどの貴金属プリントに比べて、絵画的な表現になる(=精細感のない)プリント技法なのであまり小さすぎるのも微妙なんですよね。
サイアノタイプはともかく、チバタイプはかなりザックリした(笑)解像感なので、絵画と同じく「大きなことは良いことだ」的なところがあります。

そこで8×10などのより大きなフォーマットに興味が(笑)
以前大判に手を出す際に長岡製作所にて話を聞かせてもらった時に「大判を始めるなら4×5からがいいけれど、4×5に慣れたら8×10でも大きくなるだけで手間は大差ないよ」と聞いていたので物欲がむくむくと。
タンクも2枚用のJOBO2830なら個人輸入で送料込みで17k程度だし。うーむ……でもフィルムが1カットあたりカラーで1k、モノクロでも500円くらいなのはきっついな……。おとなしく染色現像の4×5で楽しむことにします。
手間が減った分を、カラーフィルターを使用したモノクロ3カットでのカラープリントとかに向けるとしますか。

20100110-札幌散歩。その2。
Olympus TRIP35, Kodak 400TX, Xtol(1:4希釈) 静止現像30分

写真用単薬を買い込み始めました。

ちゃくちゃくと買い込み始めました。
去年買った赤血塩も含めるとこんな感じ。

  • くえん酸第二鉄アンモニウム/関東化学/500g 5,500円
  • フェリシアン化カリウム(赤血塩)/NNC/500g 2,430円
  • 臭化カリウム(ブロムカリ)/NNC/500g 790円
  • 亜硫酸ナトリウム(無水亜硫酸ソーダ)/NNC/500g 290円
  • チオ硫酸アンモニウム(チオ硫酸アンモン)/NNC/500g 710円
  • メタ硼酸ナトリウム(ニワルク)/NNC/50g 336円
  • メトールサン(メトール、モノメチルパラアミノフェノール硫酸塩)/25g 367円

関東化学のものはハンズにて取り寄せ、NNCはビックカメラ、ヨドバシカメラにて店頭購入。

薬品慣れしていないと微妙に呼称が違っていたりすると不安で仕方がない(笑)
「ナトリウム Sodium」=「ソーダ」で良いのか?

いろいろ処方見てたら、あとハイドロキノンとホウ酸買ってくるとD76現像液を自家処方できるらしいけど、ハイドロキノンは毒性高いというし、手を出さないようにする。

あと欲しいのは

  • トリエタノールアミン/関東化学/500ml 1,320円
  • アスコルビン酸/関東化学/25g 1,210円
  • ピロカテコール/関東化学/25g 2,200円
  • プロピレングリコール/関東化学/500ml 1,430円
  • 炭酸カリウム → 炭酸ナトリウム(無水炭酸ソーダ)/NNC/500g 330円

肝心のPyrocat-MC処方の材料は全然手に入っていないという……(泣)

B液用の炭酸カリウムはph調整用だろうから炭酸ナトリウム(NNCでは無水炭酸ソーダ)で代用できないのかな?と思っていたらtokyo photo netの掲示板で情報があった。さすがtokyo photo net、愛してる!!w
200g/L(20%水溶液)で作って、使用時にはA液1mlに対してB液5mlを水で100mlに希釈する配合比で使える様子なので炭酸ナトリウムで行きましょう。こっちの方が安いし。

なんか薬品の処方をよくよく見ていると主薬以外はph調整とか、保存性向上の用途ばかりのようで保存性を無視できるなら主薬のみでも薬品として成立するんじゃないか、と思ったけど昔はメトール単薬現像液とかもあったんだし、当然の話なのかも。

メトール単薬というと、メトール+亜硫酸ナトリウム+炭酸ナトリウムのみのボイトラー高先鋭現像液というのも。粒子溶解が少なくシャープネスが高いらしいので中庸感度以下(ISO100以下?)向けらしいけれど、高感度フィルムで荒れ放題にしたりもできるのかな?
薬品が増えると自家調合沼に落ちそうだ(笑)

それにしても小麦粉やら、薬品やら、我が家に「白い粉」が増えすぎて困る。

参考サイト:
tokyo photo net
http://www.tokyo-photo.net/formula/pyrocat.html
http://www.tokyo-photo.net/formula/tf3.html
http://www.tokyo-photo.net/phpBB2/viewtopic.php?t=117

本当にお世話になっています。ファンです、信者です。
自家現像する人はサイト全体を100回読むべき(笑)

20100110-札幌散歩。その1。
Olympus TRIP35, Kodak 400TX, Xtol(1:4希釈) 静止現像30分