ピクトランやっぱりよいね。

今回の組写真「雨ニモ」と組写真「定点観測 – Shinjuku2」はどちらもピクトラン局紙にEPSON PX-5500でモノクロプリントだったのですが、

  • 「これ……インクジェットですか?」
  • 「ファインアート、ファインアート」
  • 「美しくプリントされていますね」
  • 「ここまでいくと手焼きもインクジェットも大きな差はないですね」
  • 「この質感なら中間調がよさそうですね」「いやいやディープシャドウの締まりもなかなか」

みたいな感じでプリント品質については大好評でした。

私が最初ピクトラン局紙を使い始めた頃は、独特な面質(ラメのような繊維状の微光沢)が気に入らなくて、敬遠気味だったのですが意外や意外にモノクロなら全般的に相性良いし、カラーもレトロなテイストのプリント用であれば良い感じになります。
最近はモノクロプリントが多いのでピクトランが展示用標準用紙と化しています。ちなみにカラーならジャーマンエッチングとエプソン絹目調が展示用標準用紙です。

そういえば、ピクトラン取扱い店のメグロフォトスタジオさんのサイトで本サイトが紹介されているようです。→メグロフォトスタジオ ピクトラン取扱いページ
普段参考にさせてもらっているそうそうたる方々のサイトと並び紹介されているのでびっくりです。

コスモスインターナショナルのピクトラン局紙。

メーカーページ
独特な面質を持った国産の半光沢紙。
ロットによって若干基材の質感にバラツキがあるものの意外とどんな絵柄にも合って使いやすい。

インプレ。

出力結果は売り文句にたがわぬ豊かな階調表現。まさに現実世界を窓から見ているかのようなリアリティある階調の豊かさを感じました。ただ若干コントラストが落ちるようなので、ビビッドな絵柄よりもナチュラルな色合いの絵柄の方が好適かと。今回テストプリントに使った絵柄はかなり淡い色合いの花の写真なので、非常に好ましい出力結果となりました。

表面のテクスチャーは(ラメ糸を好きこんだ和紙のような)若干の光沢感があります。これを好ましいと思うか、余計な演出と思うかは個人の好みによって分かれるかも。個人的にはいらないかな。表面の光沢感あるコーティングのおかげでアートペーパーとしては擦れなどには強そう。

単価も安く、A3、A3ノビも揃っているので使い勝手はかなり良さそう。

MooMoo-ya製テクニカル情報。

PIXUS Pro9000

用紙の種類
他社ファインアートペーパー
印刷品質
きれい
色/濃度
自動、またはシアン-10 & コントラスト10
使用プロファイル
Canon Pro9000 SG1
色補正
なし

MAXART PX-5500

用紙種類
EPSON写真用紙<絹目調>
印刷品質
スーパーフォト2880dpi
双方向印刷
オフ
プリンタカラー調整
色補正なし
使用プロファイル
PX5500 Photo Paper(SG)

ピクトランのバラツキ。

そういえば、デザインフェスタ前にピクトランを買い足したのですが、ロットによるバラツキを体験しました。基材の越前和紙の部分の面質が以前のロットよりも少し毛羽立つようになったようです。
コスモスインターナショナルのショールームで購入したので、聞いてみたのですが
「特に仕様変更は行っていない」
「基材の部分は手すきに近い製法を採っているのでロットによるバラツキはご了承ください」
「表面のコーティング部分は問題ないかと思います」
とのことだったので、とりあえずテストだけはしますが、問題なければ気にせず使うことにしましょう。

ちなみにヒロユキ氏のサイトではエプソン純正紙(お気に入りの 写真用紙<絹目調> です)で白色度のバラツキの記事が載っていました→モノクロ デジタル暗室 – ロットによる紙白の違い